中絶手術に使用する器具

中絶手術に使用する器具

中絶手術に使用する器具

鈍ヒで掻き出す

日本での中絶は主に鈍ヒを使ったソウハ法が行われます。鈍ヒとはスプーンのような形の器具であり、これを子宮の中に入れ内容物を掻き出すのです。

 

まだ中絶の方法が確立していなかった日本では、手で掻き出すという方法がとられていた時代もありました。そのため、昔から日本に取り入れられていた方法でもあります。

 

このソウハ法は医師の技術が重要で、場合によっては子宮内膜も一緒に剥がしてしまう場合もあります。

 

また、子宮は目で見えないため、子宮の向きなどを確認する子宮ゾンデや子宮の入り口をつかむ塚原カンシ、子宮口を開くラミナリアといった器具が使われます。やはり子宮への負担は大きいでしょう。

 

薬を使う

妊娠初期は胎児も小さいためソウハ法で中絶が行われますが、妊娠12週目を超えると胎児がそれなりに大きくなってしまうため、掻き出すというわけにもいかなくなります。

 

そこで12週目以降は薬を使った中絶方法がとられます。薬を服用することで意図的に陣痛を起こし、出産と同じように胎児を排出するのです。

 

胎児は一度体外に出るものの、12週目では自ら呼吸ができないため、最終的には亡くなります。この方法は死産扱いとなり、区役所に死産届の提出が必要になります。

 

吸引法が推奨されている

日本で最も浸透しているソウハ法ですが、子宮内膜も一緒に掻き出してしまう恐れがあるため、技術を持った医師を探さなければなりません。

 

しかし、今では吸引法での中絶が推奨されています。この吸引法は、吸引する器具を子宮内に入れ、手動もしくは電動で内容物を吸い出す方法です。医師の技術に左右されず、どの医師でも安定して手術を行うことができます。そのため、ミスなども非常に少なくできるというメリットがあります。

 

しかし、メリットばかりでなく、感染症にかかりやすくなるというデメリットもあります。吸引法では器具の消毒が非常に大切です。吸引法での中絶を希望する場合は、衛生面にしっかりと気を使っている病院を選ぶことが大切になります。

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